ミニ・レビュー
セルというと細身で、レントゲンを撮ったような音を想像しがちだが、これを聴くとその精密さはむろんのこと、意外に重厚でがっしりとした構成、そして気品のある響きにあらためて驚かされる。SA-CD化され、セル本来の響きがここに蘇ったと言ってよい。
ガイドコメント
ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団によるベートーヴェンの序曲集。1963年4月から1967年8月にかけて録音された7曲を収録。細部まで一音もゆるがせにしない緻密さと、生彩さがほとばしるリズム感によって、圧倒的なドラマを描出している。
録音
(1)~(3)(6)66.10 (4)(5)67.8 (7)63.4