ミニ・レビュー
リュートを中心に撥弦楽器のコンソート(合奏)は珍しい? 17世紀栄華を極めていたとされるこの形式が、ほとんど残されていないのは何故? ポエム・アルモニークを主宰するデュメストルが自身の楽器に回帰して存分に演じたディスクが、その答え。時にはシンセのようにも響く不思議な魅力の再発盤。
収録曲
01緑なす野のウェイクフィールド (ジョン・ジョンスン)
02ドリア旋法のプレリュード (カズン)
03デクレヴィ〜我は決せり (ホルボーン)
04キャリノウ (作者不詳)
05ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ (パースンズ)
06鐘の音で12通り (ロビンソン)
07アイルランドのトイ (ブル)
08セレンジャーのラウンド (ジョン・ジョンスン)
09グリーン・スリーヴス〜緑の袖 (作者不詳)
10スペロウ〜できれば... (ホルボーン)
11ふさぎの虫 (ジョン・ジョンスン)
12ラクリメ〜涙 (ダウランド)
13パッシミジャー・ガリアード (ダニエル)
14ガリアルダ (モーリー)
15或るトイ (作者不詳)
16トレンチモア (ジョン・ジョンスン)
17イン・ノミネ第12番「掛け声」 (ギボンズ)
18麦畑 (作者不詳/フワラン写本)
19グレイの旅籠・その1 (コプラリオ)
20愛は妙なり (作者不詳)
21カナリア (作者不詳/ストラロッチ写本)
22レ-ミ-ラの上で (作者不詳)
演奏
ル・ポエム・アルモニーク (ヴァンサン・デュメストル,エリック・ベロック,マッシモ・モスカルド,バンジャマン・ペロー,ジャン=リュック・タンビ(各種撥弦楽器) ピエール・アンタイ(HC))