ミニ・レビュー
アーノンクールが到達した頂点の演奏を、こうして聴くことができる。「ミサソレ」とはこういう作品だったのか、というある種の“真実”をなんらの強制感なしに、自然な音の連なりに導かれて眼前に広がる世界、その世界観に圧倒される。宗教の頸木を解かれた“ミサ”の深淵に畏怖する。★
ガイドコメント
2016年に他界したニコラウス・アーノンクールが、手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと2015年7月にライヴ録音したベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」。彼が大切にしてきた作品であり、その音楽人生の総決算ともいえる演奏となっている。
演奏
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アルノルト・シェーンベルク合唱団 ローラ・エイキン(S) ベルナルダ・フィンク(A) ヨハネス・クーム(T) ルーベン・ドローレ(BS)