[Disc 1]〈Sun〉
01I believe
2006年2月発表のデビュー・シングル。自分を信じてまっすぐ歩いていこうという強い意志が感じられるミディアム・バラードで、ストリングスとともに芯の通った歌声がしっとりと響き渡る。TBS系ドラマ『輪舞曲-ロンド-』主題歌。
02Real voice
元気があふれる8ビートのアッパーなサマー・チューンで、夢に現れた天使が自信がない自分を勇気づけてくれる、というストーリーで展開する応援歌。時折ぶっきらぼうに歌うところが粋。フジテレビ系“月9”ドラマ『サプリ』主題歌となった2ndシングル。
03CLAP&LOVE
エッジの効いたギターを軸にした、オーガニック&ヘヴィなロック・ナンバー。奔放に飛び跳ねるメロディが、豊かな声量と強いダイナミズムを兼ね備えた歌声をしっかりと引き立てている。“手を叩け、愛せ!”というリリックも強烈な、エネルギッシュな一曲だ。
04夢を味方に
ゴスペル調の清々しいサウンドに乗せて、“今を 駆けぬけてみようよ”と優しく語りかけるように歌うミディアム・ナンバー。前に進む勇気をくれるメッセージが満載の応援歌だ。躍動感あふれる柔らかいヴォーカルに癒やされる。
05みんな空の下
花王『アジエンス』CMソングに起用された2009年7月発表の11thシングルにして大ヒット曲。“生きる”をテーマに制作した清涼感のあるミディアム・ナンバーで、涼しげなストリングス・サウンドと芯の通った力強いヴォーカルが生命力に満ちている。
06Hello
エレクトロ風のフェード・インから一転、切り裂くようなドラムロールをきっかけにロック調の力強いサウンドで突き進むナンバー。いつのまにか夢を失い色褪せてしまった日常から一歩踏み出し、“とびきりのHello”とともに新たな物語の始まりを綴る。
07やさしい蒼
ピアノとストリングス、そして唯一無二の歌声で綴られるバラード。落ち込み、塞ぎ込んでしまう心を覆う“ブルー”と、そんなときに見上げて元気を与えてくれる空の“蒼”の対比が見事だ。森永製菓「森永ココア」CMソング。
08ちいさな足跡
マーチ風のスネアからティンホイッスルなどを取り入れたファニーでキュートなサウンドへと展開。明日へと踏み出す一歩を促すような、優しくも力強いメッセージに心を打たれる一曲だ。資生堂「マキアージュ」CMソング起用の11枚目のシングル。
09beautiful
ゴスペル風のコーラスで幕を開ける、絢香の真骨頂ともいえるピアノを組み入れたバラードで、大切なあなたへの感謝を歌う。要所でファルセットを用いたサビが胸に響く。日本テレビ系ドラマ『シェアハウスの恋人』主題歌に起用の11枚目のシングル。
10ありがとうの輪
流麗で美しいピアノの音色に、打ち込みの機械的なリズムが融合したミディアム・バラード。“ありがとう”という言葉の持つ力を実感できる、家族への感謝を綴った歌詞はピュアで感動的。ネスレ「キットカット」CMソング。
11number one
フジテレビ系『ソチオリンピック2014』のテーマ・ソングとなった12枚目のシングル。ピアノやストリングスを取り入れた壮大なサウンドは、冬のピンと張りつめた空気や凛とした空気にぴったり。とはいえ、“必ず飛べる”と歌うメッセージは熱に満ちている。
12Have fun!!
音数は控えめながら、複雑なアンサンブルと豊かなサウンドスケープを描くミディアム・アップ。どこか洋楽的なセンスも感じさせるポップ・ロック・テイストで、休み明けの重い足取りも空を見上げながら楽しんで生きようという軽快なメッセージが心強い。
13ずっとたいせつなキモチ
鐘の音で幕を開けるドラマティックなバラード。“これから起きる奇跡を君と見ていきたい”と二人の永遠を誓うウェディング・ソングで、エモーショナルなメロディに焦点を当てたシンプルなアレンジが好感。Tom Collekiyoとの共作。
14にじいろ
ハッピーな気持ちになれるハートウォームなミディアム・アップのポップ・チューンで、“これからはじまるあなたの物語〜”というサビのメロディがとにかく秀逸だ。NHK連続テレビ小説『花子とアン』主題歌として人気を集めた13枚目のシングル。
15THIS IS ME
26歳の自分から10年前、16歳の自分へ綴ったハートフルな歌詞が胸に響くミディアム・バラード。「信じる」ということの大切さをシンプルに伝える歌詞を紡ぐ、すべてを包み込むような大らかかつ壮大なヴォーカルが心地良い。
[Disc 2]〈Moon〉
01三日月
遠距離恋愛をテーマに描いた大ヒット・ラヴ・バラード。離れていても、同じ空の下で距離を越えて繋がっているんだと、三日月に想いをはせる歌詞が甘く切ない。ピアノを中心としたシンプルな演奏が天を仰ぐように歌う大らかなヴォーカルを引き立てている。
02melody
音楽に対する絢香の想いを詰め込んだ歌詞を、優しく、そして力強く高らかに歌い上げたポップ・チューン。爽快感あふれるギター・サウンドが心地よい一曲だ。5万枚限定生産シングルとして2006年に発表した2ndシングル。
03ブルーデイズ
別れた恋人との永遠の誓いを想うフォーク調のバラード。ギター1本のみをバックに歌っており、当時デビュー1年目とは思えぬ、堂々とした歌いっぷりにただただ感心。作曲は彼女の歌の師匠でもある西尾芳彦が担当。
04Jewelry day
切なく甘い歌声で愛する人への感謝の気持ちを表わしたスロー・ナンバー。アコースティック・テイストのしっとりとしたメロディが穏やかに響く。田村正和主演の映画『ラストラブ』の主題歌に起用された5thシングル。
05Why
ゴスペル・テイストに仕上げた哀愁漂うミディアム・スロー・ナンバー。落ち着いたリズムのサウンドと安定感のあるヴォーカルが力強く響く。PSP専用ソフト『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』テーマ・ソング。
06手をつなごう
映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の主題歌となった2008年3月発表の7thシングル。台本からドラえもんの世界観をとらえ、友情や勇気をテーマに歌詞を書き下ろした心温まる一曲だ。アコギが優しく響くナチュラルなサウンドが心地良い。
07おかえり
伸びのある優しいヴォーカルで歌い上げるキャッチーなポップ・チューン。待っていてくれる人がいること、帰る場所があることの素晴らしさが、“おかえり”の一言に込められている。フジテレビ系ドラマ『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』主題歌。
08恋焦がれて見た夢
スキマスイッチの常田真太郎がプロデュースした、切なさあふれるスロー・ナンバー。別れた恋人への想いを断ち切れずにいる女性のセンチメンタルな気持ちを綴ったラヴ・バラードだ。テレビ東京系アニメ『クロスゲーム』のエンディング・テーマ。
09The beginning
ゆったりとしたテンポと情感たっぷりの歌声で聴かせる、絢香の真骨頂ともいうべきバラード。多重コーラスやストリングスを巧みに用いて、豊かなアンサンブルを構築している。柔らかく温もりあふれるサウンドに満ちたホットな一曲。
10空よお願い
“空にのぼったあなた”への想いを切々と綴った感動的なバラード。ピアノと歌のみで構築されたサウンド、複雑な構成を持たないメロディとすべてにおいて最小限の編成ながら、圧倒的な歌唱力と歌詞が持つどこまでもまっすぐな想いに心を打たれる。
11はじまりのとき
美しいピアノの響きで幕を開ける、ドラマティックなミディアム・ナンバー。穏やかに進む前半から、ストリングスをまとって一気に視界が開けるサビへの展開が秀逸。“泣いた昨日”も“逃げ出した昨日”も明日につながっていくんだ、と力強く歌い上げる。
12ツヨク想う
果てしなく続く光の先で、君と僕の未来が輝いてる……強い意志を持って歩み続ける決意を歌った一曲。ストリングスを取り入れた壮大なサウンドと緩急をつけたアレンジがドラマティックだ。日本テレビ系『NEWS ZERO』テーマ・ソング。
13幻想曲
ピアノやストリングスを取り入れ、タイトル通りの幻想的なサウンドを作り上げたバラード。大切なきみという存在を失う日がくることへの恐怖を綴りつつ、だからこそいまこの一瞬が儚くも愛おしく感じる、というメッセージがじんわりと心に響く。
14A Song For You
温もりあふれるアコースティック・サウンドに満ちた、スロー・テンポのしっとりとしたバラード。歌詞には、親から子への愛情とも取れる、絶対的な愛が綴られている。相手への感謝の気持ちと信頼が心を繋ぐということをしみじみと味わわせてくれる。
15Ambition
ハモンドオルガン風味の鍵盤音とグルーヴィなヴォーカルが大人っぽく、夜の香りを漂わせるジャジィかつ昭和歌謡の装いも感じさせる一曲。女性のバック・コーラスもセクシー。艶やかなシャウトにドキリとさせられる。
[Disc 3]〈Wind〉
01WINDING ROAD (絢香×コブクロ)
コブクロとの番組共演をきっかけに3人で共作したミディアム・ナンバー。絢香のクリーンな声、小渕の高音、黒田の力強さが絶妙に絡み合い、 抜群のハーモニーを生み出している。明日への希望をテーマに描いた元気になれる一曲だ。日産「キューブ」CMソング。
02あなたと (絢香×コブクロ)
「WINDING ROAD」に続く絢香×コブクロによる第2弾シングルは、大切な人とともに描く未来を歌った優しく愛おしいスロー・ラヴ・バラード。それぞれの特徴を生かしながら、甘く柔らかいヴォーカルで包み込むように歌い上げている。
03アカイソラ (iTunes Session)
幼い頃に見た、空を包む“赤い空”の情景を切り取ったミディアム・チューン。ギターを基調としたシンプルなサウンドと淡々とした歌声が生み出す空気感はどこか切ない。「iTunes Session」としてリリースされたヴァージョン。
04THIS IS THE TIME (iTunes Session)
ステーヴィー・ワンダーを彷彿とさせるような、ファンキーなテイストを感じさせるグルーヴィなサウンドが魅力的な。シンプルなアコギとヴォーカルの掛け合いが心地よい。「iTunes Session」として発表されたヴァージョン。
05Through the ages (English ver.) (iTunes Session)
実写映画『黒執事』の主題歌としてガブリエル・アプリンに提供した楽曲のセルフ・カヴァー。原曲は英語で、日本語に訳したセルフ・カヴァーもあるが、これはその英語ヴァージョン。エモーショナルなピアノと情感を込めたヴォーカルに心を打たれる。
06I believe (2016 ver.)
2006年発表のデビュー・シングルの“2016 ver.”。明るいヴォーカルが心地良いミディアム・バラードだ。自分を信じてまっすぐ歩いていこうという強い意志が感じられる歌詞も、デビュー10年を経たからこそまた新鮮に響く。
07三日月 (2016 ver.)
4枚目のシングルにしてヒット曲の“2016 ver.”。ストリングスの優しい音色を添えたピアノを基調としたシンプルな伴奏に、情感豊かな絢香のヴォーカルがいっそう引き立つ。祈るように情感を込めたヴォーカルに身を委ねたくなる。