ミニ・レビュー
ドイツの二人の名手が19世紀末から20世紀前半に作曲された4作品に取り組んだ注目盤。全体的に辛口で渋めな仕上がりだが、両者の音楽的な応酬はすこぶる真摯で濃密。ガッツリとした聴きごたえのある力演を繰り広げている。ハルヴォンセンの「パッサカリア」は、ヘンデルの主題による変奏曲。
収録曲
01ヴァイオリンとチェロのためのデュオop.7 (コダーイ)
02ヴァイオリンとチェロのためのデュオ (シュルホフ)
03ヴァイオリンとチェロのためのソナタ (ラヴェル)
04ヴァイオリンとチェロのための「パッサカリア」 (ハルヴォルセン)
演奏
ユリア・フィッシャー(VN) ダニエル・ミュラー=ショット(VC)