ミニ・レビュー
モガ、モボが街を闊歩し、“エロ”“グロ”“ナンセンス”という言葉が持て囃されていた昭和初期の時代の空気を切り取った楽曲を“モガ・オンパレード!!!”としてDisc 1、“エロ・オンパレード!!!”としてDisc 2に収めた企画盤。どこかのどかでユーモアたっぷりの音源は懐かしくも新鮮な輝きを放っている。
ガイドコメント
戦前に生まれた、モダン文化、風俗、娯楽を色濃く反映した“エロ・グロ・ナンセンス”満載の歌謡曲をテーマにしたコンピレーション。初めてエロという言葉が歌詞に登場した「新東京行進曲」をはじめ、昭和初期文化のパッションを2枚に凝縮。
収録曲
[Disc 1]〈モガ・オンパレード!!!〉
01モガモボ・ソング (上) (朝居丸子)
02モガモボ・ソング (下) (朝居丸子)
03モダン東京 (鈴野雪夫)
04愛して頂戴 (佐藤千夜子)
05君恋し (佐藤千夜子)
06モダン節 (二村定一)
07都会交響楽 (二村定一、青木晴子)
08東京セレナーデ (二村定一)
09新東京行進曲 (四家文子)
10ミス・ニッポン (四家文子)
11ミス・大阪 (ジャズ編) (田谷力三、渡邊光子)
12女給の唄 (羽衣歌子)
13モダンお前とならば (葭町勝太郎)
14浅草小唄 (モダン・アサクサ) (四家文子)
15バッド・ガール (羽衣歌子)
16恋の丸ビル丸の内 (鉄仮面)
17モダン五人娘 (金色仮面)
18日活ジャズ漫談 (濱口富士子ほか)
19レビューの踊子 (上) (羽衣歌子、田谷力三、櫻井京)
20レビューの踊子 (下) (羽衣歌子、田谷力三)
21ルンペン節 (徳山 )
22のんきな大将 (ブロードウェイ見物) (榎本健一、中村是好)
23電話 (ハロー・ハロー 上) (榎本健一、原初子)
24電話 (ハロー・ハロー 下) (榎本健一、原初子)
[Disc 2]〈エロ・オンパレード!!!〉
01エロ感時代の歌 (上) (羽衣歌子)
02エロ感時代の歌 (下) (葭町二三吉)
03恋のセレナーデ (佐藤千夜子)
04銀座ステップ (藤澤五郎)
05当世娘気質 (羽衣歌子)
06おや!!シックだね (羽衣歌子)
07わたしこのごろ変なのよ (四家文子)
08踊っただけで帰ってネ (藤野豊子)
09あなた随分インチキネ (藤野豊子)
10誰に遠慮もなくってよ (藤野豊子)
11尖端ガール (四家文子)
12明るい瞳 (アバンチュール小唄) (羽衣歌子)
13今晩愛して頂戴ナ (小林千代子)
14ディトリッヒの唄 (小林千代子)
15彼女のイット (サノバガン節) (徳山 、小林千代子)
16色はにほへど (モダンイロハ唄) (徳山 )
17可愛い眼 (ヘレン隅田)
18僕の失恋 (藤山一郎)
19忘れちゃいやョ (渡辺はま子)
20とんがらかっちゃ駄目よ (渡辺はま子)
21ホントかい (小林千代子、灰田勝彦)
22ねェ小唄 (小唄勝太郎)
23月が鏡であったなら (「忘れちゃいやョ」改訂盤) (渡辺はま子)