ミニ・レビュー
力強さと軽やかさのバランスが巧みな松本のタッチはモーツァルトとベートーヴェン、それぞれの作品の輪郭を巧みに捉えていく。各作品、各楽章の中で自在にコントラストを構築し、全体的にかなりメリハリの効いた演奏を展開。とりわけ少しドラマティックに作られたモーツァルトの第8番が魅力的だ。★
収録曲
モーツァルト:
01ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
02ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331〜トルコ行進曲
ベートーヴェン:
03ピアノ・ソナタ第3番ハ長調op.2-3
04ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27ー2「月光」