ミニ・レビュー
鬼才クルレンツィスの感性に打って付けのオペラが「ドン・ジョヴァンニ」だ。序曲から期待に違わず凄まじい。アンサンブルでの音の多さにも度肝を抜かれる。モーツァルトの楽譜が躍り出るようなリアリティだ。随所に工夫が凝らされ最後まで手に汗握る快演。★
ガイドコメント
クラシック界に新風を吹き込んできたギリシャ出身の指揮者、テオドール・クルレンツィスが取り組んでいるモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ録音シリーズ第3弾。手兵ムジカエテルナとともに、「ドン・ジョヴァンニ」を斬新な解釈で楽しませてくれる。
演奏
テオドール・クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ ミルト・パパタナシュ,カリーナ・ガウヴィン,クリスティーナ・ガンシュ(S) ケネス・ターヴァー(T) ディミトリス・ティリアコス,ヴィート・プリアンテ,グイド・ロコンソロ(BR) ミカ・カレス(BS)