ミニ・レビュー
音階や言葉など“和”にこだわった4枚目のアルバムは、故郷の奄美の風景や普遍的な日本の秋の風景を音楽という筆で丁寧に描いていく。1年に1度しか咲かない花を冠したタイトルが意味する、儚さを愛でる日本的美意識とシマ唄のコラボは、曖昧な場所に留まる美しさと力強さの両方を浮き彫りにしている。
ガイドコメント
前作『尊々加那志〜トウトガナシ〜』から約1年ぶりとなる、鹿児島県奄美大島出身のシンガーによる4thアルバム。笹川美和、松本俊明、ただすけ、松浦晃久らが制作に参加している。
収録曲
01晩秋
02夜の虹
03彼岸華
04月下美人
05七草の詩
06風人〜かぜびと〜
07夜の風
08恋し夢見し
09愛唄
10いつか星になる
11アマミデンダ
12祈りうた〜トウトガナシ〜 (標準語 Ver.)