ガイドコメント
“古典音楽の革命児”とも称されるマンロウの作品群のなかでも、高い評価を誇る名盤。ルネサンス音楽の中心的役割を果たしたネーデルランド楽派の宗教曲、世俗曲、器楽曲など、楽派を俯瞰できる充実の3枚組だ。
収録曲
[Disc 1]〈世俗歌曲集〉
01スカラメッラは戦 (いくさ)に行く (ジョスカン・デ・プレ)
02私を慰めておくれ、優しい栗色髪の女 (ひと)よ (6声のシャンソン (原曲)) (ジョスカン・デ・プレ)
03私を慰めておくれ、優しい栗色髪の女 (ひと)よ (リュート二重奏) (作曲者不明) (16世紀初)
04コオロギはいい歌い手で (ジョスカン・デ・プレ)
05女 (ひと)よ、貴女の家には (イザーク)
06私の恋人はいいところばかり (4声のシャンソン (3声の原曲にペトルッチの「オデカトンA」に含まれる任意の付加声部を加えたもの)) (ハイネ・ヴァン・ヒゼヘム)
07私の恋人はいいところばかり (4声の器楽曲 (内2声はカノン)) (ジョスカン・デ・プレ)
08私の恋人はいいところばかり (3声の器楽曲1) (アグリーコラ)
09私の恋人はいいところばかり (3声の器楽曲2) (アグリーコラ)
10絶望の淵に身を投げて〜死を待ち望むほかに (ブリュメル)
11母は私に若い妻を与えてくれた (作曲者不明) (1500年ごろ)
12貴女はもっともすばらしい女 (ひと) (ヨハネス・ヒゼリン)
13私は楽しい人生を選んで (3声のシャンソン (原曲)) (ヤコブス・バルビロ)
14私は楽しい人生を選んで (鍵盤楽器独奏) (パウル・ホフハイマー?)
15私は楽しい人生を選んで (4声のシャンソン) (オブレヒト)
16私を手本にしなさい (オケヘム)
17口許は笑っていても (オケヘム)
18ギョームは暖まりに行く (ジョスカン・デ・プレ)
19さようなら、いとしい女 (ひと)よ (4声のシャンソン (原曲)) (ジョスカン・デ・プレ)
20さようなら、いとしい女 (ひと)よ (鍵盤楽器独奏) (作曲者不明) (16世紀)
21やけになった運命の女神よ (3声のシャンソン (原曲)) (ビュノワ)
22やけになった運命の女神よ (声と楽器による声の合奏 (原曲に器楽3声を加えたもの)) (アグリーコラ)
23やけになった運命の女神よ (3声の器楽曲) (ジョスカン・デ・プレ)
[Disc 2]〈器楽合奏曲とミサ曲〉
01酒を取りにいった娘 (作曲者不明) (15世紀末)
02戦 (いくさ)に (イザーク)
03タンデルナーケン (作曲者不明) (1500年ごろ)
04聴く人たちに (ハイネ・ヴァン・ヒゼヘム)
05まことの愛の神 (ブリュメル)
062つのリュート舞曲〜ネーデルランドの円舞曲/ネーデルランドの舞踏曲 (作曲者不明) (16世紀初)
07やぶにらみ (作曲者不明) (15世紀末)
08絶望した女のように (アグリーコラ)
09王様万歳 (ジョスカン・デ・プレ)
10スペイン (ジョスカン・デ・プレ)
11女の子は坐った (オブレヒト)
12恋を捨てる事になったのか (作曲者不明) (16世紀)
13ベルナルディーナ (器楽三重奏) (ジョスカン・デ・プレ)
14ベルナルディーナ (リュート二重奏) (スピナチーノ)
153声のミサ曲〜キリエ (ティンクトーリス)
16ミサ曲「見よ、大地の大きな揺れが」〜グローリア (ブリュメル)
17ミサ曲「いいところばかり」によるクレード (ジョスカン・デ・プレ)
18ミサ曲「ああ、かぎりなく聖なるマリーア様」〜サンクトゥス (ピエール・ド・ラ=リュー)
19ミサ曲「バス・ダンス」〜アニュス・デイ (イザーク)
[Disc 3]〈モテット集〉
01天と地の神でも主でもある方を (オブレヒト)
02ああ善良なイエスよ (コンペール)
03深い淵から (ジョスカン・デ・プレ)
04貴女は祝福されています、天の女王様 (ジョスカン・デ・プレ)
05処女である母は男を知らずに (J.ムトン)
06貴女は犯されず汚されず純潔です、マリーア様 (ジョスカン・デ・プレ)
07汚れのない神の御母 (オケヘム)
08さあ主を賛えよう (オブレヒト)
09ああ、かぎりなく聖なるマリーア様 (ヴェルドロ)