ミニ・レビュー
日本でも人気が出てきたハロウィーンをテーマにしたアルバム。類似のものは過去になかったと思う。アイヴズの「ハロウィーン」で閉めているが、中ではデュカス、サン=サーンスが特に素晴らしいと思った。「はげ山」も非常に洗練された響きである。
ガイドコメント
ケント・ナガノ指揮×モントリオール交響楽団による、デッカからの2作目。“ハロウィーン”をテーマにしたコンセプト・アルバムで、魔法、魔女、悪魔をイメージしたという。各作曲家たちの美しくおどろおどろしい描写、表現が聴きどころだ。
収録曲
01交響詩「魔法使いの弟子」 (デュカス)
02交響詩「真昼の魔女」op.108 (ドヴォルザーク)
03交響詩「はげ山の一夜」 (ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編)
04交響詩「タマーラ」 (バラキレフ)
05死の舞踏op.40 (サン=サーンス)
06「3つの屋外の情景」〜ハロウィーン (室内楽版) (アイヴズ)
演奏
ケント・ナガノ指揮 モントリオール交響楽団 (5)(6)アンドリュー・ワン,(6)アレクサンダー・レッド(VN) ニール・グリップ(VA) ブライアン・マンカー(VC) ユーグ・トランブレー(PERC) オルガ・グロス(P)