ミニ・レビュー
日本のメタル・バンドの通算13作目。リーダーの瞬火によれば、結成時からいつかは迦陵頻伽をテーマに作りたかったという。こだわり抜いた曲の数々は、凛とした美しさと同時に、陰陽座の様式美を醸し出す。メロディの充実ぶりと曲ごとの多様なアプローチには、酔いしれるほど。★
ガイドコメント
陰陽座の2年2ヵ月ぶりとなる通算13枚目のアルバム。パチスロ『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』シリーズ最新機種に搭載された「愛する者よ、死に候え」を収録。人頭鳥身の比類なき美声で鳴く想像上の鳥“迦陵頻伽”をタイトルに冠した自信作だ。
収録曲
01迦陵頻伽 (かりょうびんが)
02鸞 (らん)
03熾天の隻翼 (してんのせきよく)
04刃 (やいば)
05廿弐匹目は毒蝮 (にじゅうにひきめはどくはみ)
06御前の瞳に羞いの砂 (おまえのひとみにはじらいのすな)
07轆轤首 (ろくろくび)
08氷牙忍法帖 (ひょうがにんぽうちょう)
09人魚の檻 (にんぎょのおり)
10素戔嗚 (すさのお)
11絡新婦 (じょろうぐも)
12愛する者よ、死に候え (あいするものよ、しにそうらえ)
13風人を憐れむ歌 (ふうじんをあわれむうた)