ミニ・レビュー
静かな物思いに誘うピアノの響きの背後から、時にそれとは対照的な、熱く心ざわめかせるどこかポップで懐かしいリズム・リフが立ち現れる。それが“癒し”どっぷりではない気取らずリアルな情の据わりを音楽にもたらして、こういうのありなんだ的な近しさと新しさを感じさせる。昨今の気分の反映か。
ガイドコメント
コンポーザー/ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディの2016年発表のアルバム。自然の四大元素、数学や科学の構成要素、音楽的な形式、美術作品など、彼を囲む周辺世界が作曲にインスピレーションを与えている。