ミニ・レビュー
次代の合唱界を担う若手指揮者率いる、若々しいサウンドを持つ合唱団による、木下牧子個展演奏会のライヴ録音。比較的演奏頻度の少ない「夢のかたち」全曲や「たいようオルガン」の音源化は大きい魅力であり、尻上がりに良くなる演奏も、これらの2作品でピークを迎える。アマチュアらしい好演、といえる。
収録曲
木下牧子:〈Stage 1〉
01混声合唱組曲「方舟」
02女声・同声合唱による10のメルヘン「愛する歌」〜きんいろの太陽がもえる朝に
03女声・同声合唱による10のメルヘン「愛する歌」〜雪の街
04男声合唱による10のメルヘン「愛する歌」〜海と涙と私と
05男声合唱による10のメルヘン「愛する歌」〜さびしいカシの木
06男声合唱による10のメルヘン「愛する歌」〜誰かがちいさなベルをおす
07混声合唱組曲「夢のかたち」
08混声合唱とピアノ連弾のための「たいようオルガン」
09混声合唱組曲「ティオの夜の旅」〜ティオの夜の旅
10混声合唱曲集「地平線のかなたへ」〜ネロ-愛された小さな犬に
演奏
相澤直人指揮 あい混声合唱団 (1)(4)〜(6)(8)(9)水戸見弥子,(2)(3)(7)(8)(10)福崎由香(P)