ミニ・レビュー
細身ながら情感あふれるパパヴラミのヴァイオリンと、ゲルナーの雄弁なピアニズムの相乗効果によってフランスのヴァイオリン・ソナタの傑作を濃密に彩る。たっぷりと抑揚や陰影を施しながら表情豊かに語りかけるさまは、まるで朗読劇のよう。ドラマティックな展開にググッと吸引されてしまう。
収録曲
フォーレ:
01ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番イ長調op.13
02ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ホ短調op.108
フランク:
03ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調
演奏
テディ・パパヴラミ(VN) ネルソン・ゲルナー(P)