ミニ・レビュー
72歳を迎えた名匠フレイレの2017年録音。派手ではないが聴き手を熱くさせる彼のピアニズムは、円熟の境地に達して、ブラームス作品と共鳴するかのようだ。多様なニュアンスによって豊かな詩情が生まれ、複雑な心象風景をも映し出していく。ブラームスの味わい深さを、あらためて教えてくれる。★
ガイドコメント
ブラジル出身の巨匠ピアニスト、ネルソン・フレイレによるブラームス・アルバム。アルバムの中核をなすピアノ・ソナタ第3番は、約50年前にフレイレがレコーディング・デビューを飾った際に収録した想い出の作品。滋味深い味わいに満ちた一枚となっている。