ミニ・レビュー
レーオやカイロ、マルキテッリやスプリアーニなど耳慣れぬナポリのバロック音楽の作曲家たちの弦楽作品を収録。2〜4挺のヴァイオリンを使い対位法手法も駆使したバロック様式の作品ではあるが、南イタリア特有の気風や気質がうかがえる。名手ガッティ率いるヴィルトゥオーゾ集団による熱演。資料価値も大きい。
収録曲
014挺のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 (レオナルド・レーオ)
02ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ (ジョヴァンニ・カルロ・カイロ)
032挺のヴァイオリンと低音部のための第8ソナタ (マルキテッリ)
04ヴァイオリン群と低音部での協奏曲 (フィオレンツァ)
05無伴奏チェロのための第5トッカータ-装飾付の楽譜による (スプリアーニ)
063挺のヴァイオリンとオルガン (=通奏低音)によるソナタ (ジョヴァンニ・カルロ・カイロ)
072挺のヴァイオリンとチェンバロ (=通奏低音)によるソナタ (ジョヴァンニ・カルロ・カイロ)
083挺のヴァイオリンと低音部のための第2ソナタ (マルキテッリ)
演奏
エンリーコ・ガッティ(VN) アンサンブル・アウローラ