ミニ・レビュー
漆原啓子&ロイシュナーによるモーツァルト全集の第1弾は、第24〜30番のソナタと2曲の変奏曲で構成。モダン奏法の美点を活かして明るく艶やかな演奏を聴かせる。作品を完全に掌握しているからこそ醸せる余裕に満ちた優雅さや、緻密な分析に裏打ちされたキメ細やかな美しさは格別。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調K.301 (第25番)
02ピアノとヴァイオリンのためのソナタ変ホ長調K.302 (第26番)
03ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調K.303 (第27番)
04ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調K.304 (第28番)
05ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調K.305 (第29番)
[Disc 2]
01ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ニ長調K.306 (第30番)
02ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調K.296 (第24番)
03「羊飼いの娘セリメーヌ」の主題による12の変奏曲ト長調K.359
04「泉のほとりで」の主題による6つの変奏曲ト短調K.360
録音
[1] (1)(4) [2] (1)2016.10 [1] (2)(3) [2] (2)2016.3 [1] (5