ミニ・レビュー
海外でも人気を博すエンタテインメント・バンドによる、メジャー・デビュー4年目にして初のシングル。筝、三味線、尺八、太鼓などの和楽器色を強めるというより、現在進行形のダンス・ロックへ昇華する手腕に唸る。銀河や神話に触れた詞世界も壮大。「月に叫ぶ夜」も神秘性とヘヴィネスの往来が痛快。
ガイドコメント
2017年9月6日リリースの初のCDシングル。表題曲は2017年4月からスタートした初の全国ホール・ツアー〈和楽器バンド HALL TOUR 2017 四季ノ彩 -Shiki no Irodori-〉最終公演で披露された一曲だ。
収録曲
[Disc 1]
01雨のち感情論
メジャー・デビュー4年目にして初のシングル。津軽三味線、筝、尺八、和太鼓など特色である“和”の音をキャッチーなダンス・ロック・サウンドに乗せて強調した“名刺代わり”ともいえる一曲。“1番星向かって”“君と夢見た銀河”に彼らの希望と野心がみてとれる。
02月に叫ぶ夜
和太鼓担当の黒流が手掛けた、フォークメタル的やなアプローチも窺えるメロディアスな“和”ハードコア。ドラマティックな展開のなかで、月の満ち欠けを自身の微かな希望や運命になぞらえたリリカルなメッセージが胸に突き刺さる。憂いと艶を往来する歌唱も魅力。
03雨のち感情論 (Instrumental)
04月に叫ぶ夜 (Instrumental)
[Disc 2]〈DVD〉
01雨のち感情論 (MUSIC VIDEO)
02雨のち感情論 (MAKING)