ミニ・レビュー
いきなり「ジムノペディ」で始まる。高橋悠治が弾くと“何かある?”と勘繰りたくなるがエキセントリックさは皆無。いわば無心に曲のあるがままを曝け出す指向なのかもしれない。「1886年の3つの歌」の編曲版(新録音)をバラして挟み込み、最後に「ジュ・トゥ・ヴ」で締めくくる。必聴盤である。
ガイドコメント
妹のアキが2013年から15年にかけて約30年ぶりに再録音したが、今回は兄の悠治が40年ぶりの再録音をした。高橋悠治に対して円熟という言葉が相応しいかは分からないが、サティにまた新しい光が当てられることとなった。