ミニ・レビュー
ピアノの上手い作曲家として引っ張りだこの加藤のソロ・アルバムは、ピアノへの“愛”があふれた一枚。自作品や名曲、知られざる佳品などがランダムに並べられているようなのだが、聴き通すと一つの作品に思えてくる。磨き上げられた音色と繊細な表現は、彼が第一級のピアニストであることも証明。
ガイドコメント
作曲・編曲家として、ピアニストとしてだけでなく、独自の視点や切り口で企画する公演や講座などのプロデュース力でも注目を集めている加藤昌則のソロ・アルバム。クラシック曲と自作曲とで世界をめぐる音楽の旅を楽しめる内容となっている。
収録曲
01「鍵盤のつばさ」テーマ曲 (加藤昌則)
02ワルツ第9番変イ長調op.69-1「別れ」 (ショパン)
03アラベスク ハ長調op.18 (シューマン)
04過ぎし春 (グリーグ/加藤昌則編)
05風と海とカッペリの花 (加藤昌則)
06海の反映 (ポッツォーリ)
07瞑想曲 (シェック)
08ハイドンの名によるメヌエット (ラヴェル)
09ソナチネ (グアスタビーノ)
10蓮の国 (スコット)
11デュエット (加藤昌則)
12ヴォカリーズ (ラフマニノフ/加藤昌則編)
13プティ・サリュー (加藤昌則)
14ファンタシーズンズ2017 (加藤昌則)