ミニ・レビュー
八面六臂の働きで世界のオペラ界をリードするバス・バリトン、ミヒャエル・フォッレによる待望のワーグナー・アリア集。深く温かな声を駆使した歌唱はどれもが魅力的だ。とりわけ人間味にあふれたザックスや神々しさ際立つ崇高なヴォータンに心を惹かれる。★
収録曲
ワーグナー:
01楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜マイスターを侮らないでください
02歌劇「さまよえるオランダ人」〜オランダ人のモノローグ「期限は切れた」
03歌劇「タンホイザー」〜あなたが大胆な歌で挑むとき
04歌劇「タンホイザー」〜この高貴な集いを見渡せば
05楽劇「パルジファル」〜そのとおり…ああ!ああ!我が身のあわれさよ!
06楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜ニワトコのなんともいい香りがする
07楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜あなたがたはふつつかな私に
08楽劇「ジークフリート」〜無知なお前の耳に、わしは呼び掛けるから
09楽劇「ラインの黄金」〜夕べの空は日に映えて城は美しき灼熱に
10楽劇「ヴァルキューレ」〜ヴォータンの別れの音楽「さようなら、勇ましく立派なわが子」
演奏
ミヒャエル・フォッレ(BS-BR) ゲオルク・フリッチュ指揮 ベルリン放送交響楽団