ミニ・レビュー
今をときめくレオニダス・カヴァコスとユジャ・ワンのデュオ。録音は2013年。端正で虚飾のないカヴァコスと緻密でクリアな音のユジャによって新鮮なブラームス演奏が繰り広げられている。特に「スケルツォ」やソナタ第3番第4楽章のような音楽でのユジャのリズミックな演奏が愉しい。
ガイドコメント
シベリウスの初稿と現行版のヴァイオリン協奏曲を録音して話題をさらったカヴァコス。その後の目覚しい活躍には眼を瞠るが、これは2013年に稀有な才能の持ち主のユジャ・ワンと録音した注目のアルバムだ。
収録曲
ブラームス:
01F.A.E.ソナタ〜スケルツォ ハ短調WoO.2
02ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調op.78
03ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調op.100
04ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.108
05子守歌op.49-4 (レネハン編)
演奏
レオニダス・カヴァコス(VN) ユジャ・ワン(P)