ミニ・レビュー
ゲーベル30年ぶり2度目の「ブランデンブルク」やいかに。MAKとの録音(86〜87年)も時期的にはピリオド楽器演奏がひとつの形を成した時期の“満を持した”ものだった。そこで披瀝された快速なテンポ感は維持されながらも、Vn.ボウをタクトに持ち替えBBSを指揮した今回の熟成感は秀逸。
ガイドコメント
ラインハルト・ゲーベルが、豪華ソリストたちを迎えてベルリン・バロック・ゾリステンと録音したバッハの「ブランデンブルク協奏曲」。ゲーベルが86・87年にムジカ・アンティクヮ・ケルンと録音した名盤以来、30年ぶりの再録音となる。
収録曲
J.S.バッハ:
[Disc 1]
01ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
02ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
03ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
04カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽くして愛しまつる」BWV174〜シンフォニア
[Disc 2]
01カンタータ第42番「されど同じ安息日の夕べに」BWV42〜シンフォニア
02ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
03ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
04ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
演奏
ラインハルト・ゲーベル指揮 ベルリン・バロック・ゾリステン [1] (1)ロベルト・ゴンザレス=モンハス(ピッコロ・VN) ラデク・バボラーク,アンドレイ・ジュスト(HR) クリストフ・ハルトマン,ヴィオラ・オルロフスキー,アンドレアス・ヴィットマン(OB) ギヨーム・サンタナ(FG) (2)ダニエル・ゲーデ(VN) ラインホルト・フリードリヒ(TP) サスキア・フィケンチャー(BF) クリストフ・ハルトマン(OB) [2] (2)ロベルト・ゴンザレス=モンハス(VN) サスキア・フィケンチャー,ケルスティン・ファール(BF) (3)ジャック・ズーン(FL) ロベルト・ゴンザレス=モンハス(VN) ラフェエル・アルバーマン(HC) (4)マテ・スーチュ,ニルス・メンケマイヤー(VA)