ミニ・レビュー
これが1920年代の音? と驚いてしまう。これはピアノロール。つまり自動ピアノ用に記録されたロールペーパーを使い、現代の技術で当時の演奏を蘇らせたもの。SP盤の復刻で聴くコルトーのイメージとはまったく異なる颯爽としたタッチ。ベートーヴェンの30番のソナタなどすごい演奏だ。
収録曲
01練習曲イ短調op.25-11「木枯し」 (ショパン)
02乙女の願いop.74-1 (ショパン/リスト編)
03練習曲変ト長調op.25-9「蝶々」/練習曲変ト長調op.10-5「黒鍵」 (ショパン)
04練習曲ハ短調op.25-12 (ショパン)
05アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズop.22 (ショパン)
06即興曲第3番変ト長調op.51 (ショパン)
07ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109 (ベートーヴェン)
08巡礼の年第1年スイス〜泉のほとりで (リスト)
09練習曲嬰ニ短調op.8-12 (スクリャービン)
10牧歌 (シャブリエ)
11チェンバロ協奏曲第5番BWV1056〜アリオーソ (J.S.バッハ/コルトー編)
12ハンガリー狂詩曲第11番イ短調 (リスト)
13ドリーop.56〜子守歌 (フォーレ/コルトー編)
14ワルツ形式による練習曲op.52-6 (サン=サーンス)
録音
(1)(3)(8)(9)1923. (2)(11)1921. (4)(7)1927. (5)(13)