ミニ・レビュー
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲集と思って聴き始めると、いきなり「ロメオとジュリエット」の「騎士の踊り」ヴァイオリン協奏曲版(バティアシュヴィリの父編曲)で驚かされる。リサのヴァイオリンは技巧的にも音色的にも冴えわたっている。ネゼ=セガン&ヨーロッパ室内管が好サポート。
ガイドコメント
バティアシュヴィリのドイツ・グラモフォン第5弾は、難曲第1番とやはり高度なテクニックを要求される第2番のほか、オペラやバレエからの曲を入れている。バックはメトの音楽監督に指名された話題のネゼ=セガンだ。注目の一枚。
収録曲
プロコフィエフ:
01バレエ「ロメオとジュリエット」op.64〜騎士たちの踊り (タマーシュ・バティアシュヴィリ編)
02ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op.19
03バレエ「シンデレラ」op.87〜グランド・ワルツ (タマーシュ・バティアシュヴィリ編)
04ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調op.63
05歌劇「3つのオレンジへの恋」op.33〜行進曲 (タマーシュ・バティアシュヴィリ編)
演奏
リサ・バティアシュヴィリ(VN) ヤニック・ネゼ=セガン指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団
録音
(1)(3)〜(5)2017.2 (2)2015.7