ミニ・レビュー
「一番好きなオペラは?」と尋ねたら「ラ・ボエーム」。「ラ・ボエーム最高の録音」なら「やっぱりカラヤン」と答えるだろう。とにかくオケの語り口が巧い。主役のフレーニ、パヴァロッティは聴き手の心をグッとつかんで離さない。ボヘミアンたちの情愛の深さや哀しさに何度もホロリ。
ガイドコメント
カラヤンのオペラ録音の中でも代表的なもののひとつ。フレーニのミミ、パヴァロッティのロドルフォという当時絶頂を極めていた二人を中心に、カラヤンならではの豪華なメンバーが配された一作となっている。
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 シェーネベルク少年合唱団 ミレッラ・フレーニ,エリザベス・ハーウッド(S) ルチアーノ・パヴァロッティ,ミシェル・セネシャル,ゲールノート・ピエチュ(T) ローランド・パネライ,ハンス=ディートリヒ・ポール(BR) ニコライ・ギャウロフ,ジャンニ・マッフェオ,ハンス=ディーター・アッペルト(BS)