ミニ・レビュー
アルメニア出身で、アメリカを拠点にするババヤンは指揮者としても活躍し、プロコフィエフ作品に精通した人。親交のあるアルゲリッチと共演するために、自ら2台ピアノに編曲。推進力が大きく、多彩な表情と音色で彩られた演奏は予想通り。ピアノ演奏を心から楽しんでいると伝わってくるのも魅力。
ガイドコメント
二人あるいは2台のためのプロコフィエフという訳で、ババヤン編曲の「ロメオとジュリエット」を中心に、劇音楽、オペラ、映画音楽などから構成されている。アルゲリッチとババヤンによる溌剌とした音楽が広がっている。
収録曲
プロコフィエフ:
01バレエ音楽「ロメオとジュリエット」op.64からの12章
02劇付随音楽「ハムレット」op.77〜ハムレットの父親の亡霊
03劇付随音楽「エフゲニー・オネーギン」op.71〜マズルカ
04劇付随音楽「エフゲニー・オネーギン」op.71〜ポルカ
05映画音楽「スペードの女王」op.70〜ポロネーズ
06プーシキン・ワルツ嬰ハ短調op.120-2
07歌劇「戦争と平和」op.91〜ナターシャとアンドレイのワルツ
08映画音楽「スペードの女王」op.70〜イデー・フィクス