ミニ・レビュー
ヴィオラ版のドヴォルザークは“客寄せパンダ”、ウォルトンとバルトークでは正攻法でヴィオラの妙技を披露、そしてショーで“打ち止め”られた!なんともインテリジェントな楽器なんだよねヴィオラは、と納得させられてしまった。オケ(LPO)をベースに指揮者を使い分ける“演出”にも敬服です。
ガイドコメント
ズッカーマン、バシュメットらに師事し、注目度の高いヴィオラ奏者、カーペンターの意欲的な2枚組。正規録音では初と言われるドヴォルザークの協奏曲、通称“ドヴォコン”のヴィオラ版をはじめ、ヴィオラの魅力を存分楽しむことができる。
収録曲
[Disc 1]
01チェロ協奏曲ロ短調op.104 (ヴィオラ版) (ドヴォルザーク)
02ヴィオラ協奏曲Sz.120 (バルトーク)
03ヴィオラと管弦楽のための「海景」 (アレクセイ・ショー)
[Disc 2]
01ヴィオラ協奏曲 (1962年版) (ウォルトン)
02我が子のための2つの歌 (アレクセイ・ショー)
03均整のとれた歌 (アレクセイ・ショー)
演奏
デヴィッド・アーロン・カーペンター(VA) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [1] (1)大野和士, [1] (2) [2] (1)ウラディーミル・ユロフスキ, [1] (3) [2] (2)(3)デイヴィッド・パリー(指揮)