ミニ・レビュー
バーンスタインの自作自演のライヴ録音である(77年ベルリン)。バーンスタイン特有の音楽的イディオムが生き生きと際立つ。第1番ではメゾが締めくくりを演出し、第2番はピアノが要となる。バーンスタインのリリシズムやパッションがダイレクトに伝わり感銘深い。イスラエル・フィルの熱演による決定盤。
ガイドコメント
エレミアの哀歌に基づいた「エレミア」と現代の不安を描いたオーデンの詩をベースにした「不安の時代」というバーンスタインの傑作2曲を収録。優れた指揮者でもあったバーンスタインならではの自作自演集だ。
収録曲
バーンスタイン:
01交響曲第1番「エレミア」
02交響曲第2番「不安の時代」 (ピアノと管弦楽のためのW.H.オーデンの詩による)
演奏
レナード・バーンスタイン指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 (1)クリスタ・ルートヴィヒ(MS) (2)ルーカス・フォス(P)