ミニ・レビュー
クロスオーヴァーな演奏で幅広い活躍を見せる宮本が全曲クラシックの楽曲に挑み、“原点”に立ち返ったディスク。あらゆる音楽に触れているからこその宮本の多彩な語り口、室内楽奏者として第一線で活躍する佐藤卓史という心強い共演者を得た安心感によって、名曲たちに新鮮な息吹が感じられる。
ガイドコメント
初となる全曲クラシックのヴァイオリン名曲集アルバム。自身の演奏会で必ず演奏する「ツィゴイネルワイゼン (サラサーテ)」ほか、「美しきロスマリン(クライスラー)」などを収録。彼女のバックボーンであるクラシックの世界を存分に堪能できる一枚だ。
収録曲
01愛のあいさつop.12 (エルガー)
02美しきロスマリン (クライスラー)
03ツィゴイネルワイゼン (サラサーテ)
04我が母の教え給いし歌 (ドヴォルザーク)
05「なつかしい土地の思い出」〜メロディop.42-3 (チャイコフスキー)
06ヴォカリーズop.34-14 (ラフマニノフ)
07愛の悲しみ (クライスラー)
08愛のよろこび (クライスラー)
09ルーマニア民俗舞曲Sz.56 (バルトーク)
10メロディ (グルック)
11ロンドンデリーの唄
12シシリエンヌ (フォーレ)
13主よ、人の望みの喜びよ (J.S.バッハ)