ミニ・レビュー
ギター音楽の作曲家と思いきや、ピアノ作品や映画音楽も手がけていた。チェロの巨匠ピアティゴルスキーに出会って生まれた協奏曲は、初演以来忘れられていたことが不思議な聴きごたえのある名曲。丁寧にかつエネルギッシュに取り組んだ演奏が、その魅力をストレートに伝えてくれる。小品の数々も楽しい。
収録曲
カステルヌォーヴォ=テデスコ:
01チェロ協奏曲ヘ長調op.72
02歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜セレナード (モーツァルト)
03ケルビーノ-歌劇「フィガロの結婚」より2つのアリア〜恋とはどんなものかしら/自分で自分が分からない (B.A.スミス編)
04鏡〜道化師の朝の歌 (ラヴェル)
05鏡〜鐘の谷 (ラヴェル)
06フィガロ-歌劇「セビリアの理髪師」 (ロッシーニ)
07海のつぶやきop.24/a (J.ハイフェッツ)
演奏
ブライントン・エイヴリル・スミス(VC) (1)山田和樹指揮 ヒューストン交響楽団 (2)〜(7)イヴリン・チェン(P)