ミニ・レビュー
浜松を拠点に活動するヴァイオリニストである椙山はこれまでにも多くのディスクで高い評価を受けてきたが、今回はヴァイオリンの有名曲を集めたディスクで新たな一面を見せてくれた。ヴァイオリンを“歌わせる”ことを徹底的に追求し、息の長い、そして多彩に変化する音色で存分に魅了してくれる。
収録曲
01「なつかしい土地の思い出」〜メロディ (チャイコフスキー)
02ヴァイオリン協奏曲〜カンツォネッタ (チャイコフスキー)
03ヴァイオリン協奏曲第2番〜ロマンス (ヴィエニャフスキ)
04わが母の教えたまいし歌 (ドヴォルジャーク/クライスラー編)
05タイスの瞑想曲 (マスネ)
06歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん (プッチーニ)
07ジュ・トゥ・ヴ (サティ)
08レントより遅く (ドビュッシー/L.ロケ編)
09高雅にして感傷的なワルツ〜第6曲/第7曲 (ラヴェル/J.ハイフェッツ編)
10バレエ音楽「恋は魔術師」〜パントマイム (ファリャ)
11ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
12タンゴ・ジェラシー (ゲーゼ)
13エストレリータ (ポンセ/J.ハイフェッツ編)
14「33のシェイクスピア歌曲」〜タンゴ (カステルヌオーヴォ=テデスコ/J.ハイフェッツ編)
15ソナティナ〜ジプシーの踊り (E.アルフテル/J.ハイフェッツ編)
16オブリヴィオン (ピアソラ)
17紫夜月 (しよつき) (都平有美)
18浜松市歌 (伊藤康英/椙山久美編)