ミニ・レビュー
ラテン音楽評論の草分けであり、日本初のタンゴ・バンド創設者でもあった高橋忠雄が、1938年、中南米を巡った際に触れたラテンの“最先端”を網羅している。改訂版を監修した田中勝則が8曲加えているとはいえ、驚くべきは高橋選曲の先見性。サンバの大スターになる前のシロ・モンテイロも収録。★
収録曲
01デレーチョ・ビエホ (ホァン・ダリエンソ楽団)
02ラ・ミマーダ (エドガルド・ドナート楽団)
03ミロンガ・センティメンタル (メルセデス・シモーネ)
04君の悲しみ (イスマイル・モレーノとクージョ民俗楽団)
05六月と七月の間 (ロス・クァトロ・ウァソス)
06トゥクマン州の空の下 (マルタ・デ・ロス・リオス)
07火花散る私 (マルタ・デ・ロス・リオス)
08ボリビアへ (ドゥオ・ラス・カントゥータス)
09エル・ウァケーロ (ロス・トロバドーレス・デル・ペルー)
10アベニーナ (フェリクス・ペレス・カルドーソのトリオ・ティピコ・パラグァージョ)
11忘れ得ぬ君 (フェリクス・ペレス・カルドーソのパラグァーイ民俗楽団)
12大きな田舎家 (ティト・ギサール)
13陽は沈みゆく (ティト・ギサール)
14あなたを憎む (リタ・モンタネール)
15ルンバ・タンバ (レクォーナ・キューバン・ボーイズ)
16トリゲニータ (エンリケ・ブリヨーン楽団)
17陽気なコンガ (コンフント・マタモロス)
18我が家の思い出 (バンド・ダ・ルア)
19アロー・アロー (カルメン・ミランダとマリオ・レイス)
20ただ一人 (シロ・モンテイロ)