ミニ・レビュー
美貌の天才と讃えられながら、1960年ごろから第一線を退いた幻の存在。ヨーロッパ留学の直前、13歳から15歳の時のもの。作品の真意をとらえ丁寧に仕上げられた演奏が心地よく、録音や演奏法の“古さ”を超えて、天才ぶりがうかがえる。音楽性豊かなロイヒテンベルクのピアノも聴きもの。
収録曲
[Disc 1]
01ユーモレスク (ドヴォルザーク)
02思い出 (ドルドラ)
03プニャーニの形式による前奏曲とアレグロ〜アレグロ (クライスラー)
04ジョスランの子守歌 (ゴダール)
05無窮動 (リース)
06カプリス (フィオリロ)
07アンダンテ・カンタービレ (チャイコフスキー)
08金婚式 (マリー)
09夢のあとに (フォーレ)
10セレナード (ドリゴ)
11アンダルシアのロマンス (サラサーテ)
12オリエンタル (キュイ)
13タイスの瞑想曲 (マスネ)
[Disc 2]
01白鳥 (サン=サーンス)
02セレナード (シューベルト)
03ガヴォット (J.S.バッハ)
04アヴェ・マリア (J.S.バッハ=グノー)
05スペイン風セレナード (グラズノフ/クライスラー編)
06セレナード (グノー)
07荒城の月 (瀧廉太郎/山田耕筰編)
08美しき天然 (田中穂積/山田耕筰編)
09インディアンの悲歌 (ドヴォルザーク/クライスラー編)
10火花のワルツ (ドリゴ)
11メヌエット (パデレフスキ/クライスラー編)
12スペイン舞曲 (ファリャ)
13トロイメライ (シューマン)
演奏
諏訪根自子(VN) [1] (1)(3)〜(5)上田仁, [1] (2)(6)〜(13) [2] ナデイダ・ロイヒテンベルク(P)