ミニ・レビュー
J.S.バッハが活躍する前の時代の音楽を検証するにはうってつけだ。シャインやベームはもとより、エッカルトやトゥンダー、タイレなどあまりなじみのない初期から中期バロック時代に活躍した作曲家たちのカンタータを収録。器楽を伴うがカウンターテナーのビュンドゲンの歌唱があまりに素晴らしい。
収録曲
01シンフォニア「我らの父よ」 (シャイン)
02天にまします我らの父よ (エッカルト)
03主よ、あなたさえこの世にあれば (ポーレ)
04栄えあれ、わがイエスさま (トゥンダー)
05ソナタ「わが心の切なる願い」 (J.フィッシャー)
06イエスよ、わが思いに (J.W.フランク)
076声のソナタ (作者不詳)
08ああ、たっぷりと水さえあれば (J.C.バッハ)
09天にまします我らの父よ (ベーム)
10わが魂よ、なにゆえに悲しむのか (タイレ)
11いざ、我ら主を讃えよ (J.M.バッハ)
12マリアと共に朝早く (アーレ)
137声のシンフォニア「主よ、平和をお与えください」 (トゥンダー)
14葬送歌 (シュヴェンマー)
演奏
クレマティス ステファニー・ド・ファイー(VN) (3)(4)(6)(8)(10)〜(12)(14)ポラン・ビュンドゲン(C-T)