ミニ・レビュー
リストのソナタを中心にロマン派の小品が並び、ニュウニュウの確かな技術、そしてこれまで以上に深まった歌心や幅広い表現を存分に味わうことができる。多彩な音色と緩急自在なテンポ感により、非常にドラマティックながらも凛としたたたずまいを感じさせるソナタをはじめ、どれも非常に魅力的だ。★
ガイドコメント
若干11歳でCDデビューを果たしたピアニスト・ニュウニュウによる、2018年9月19日リリースのアルバム。リストの「ピアノ・ソナタ」ほか、ショパンの2曲の即興曲などを収録。ライナー・マイヤールがプロデュースを担当している。
収録曲
01ロンド・カプリチオーソop.14 (メンデルスゾーン)
02即興曲第2番嬰ヘ長調op.36 (ショパン)
03即興曲第3番変ト長調op.51 (ショパン)
04ピアノ・ソナタ ロ短調S.178 (リスト)
05即興曲第3番変ト長調D.899 op.90-3 (シューベルト)
06ウィーンの夜会〜シューベルトによるワルツ・カプリース第6番 S.427-6 (リスト)