ミニ・レビュー
2017年ウィーン国立歌劇場の舞台に立った藤木大地は、まさに旬の盛りのカウンターテナーである。CDの多彩な曲目にはメジャー・デビューに寄せる熱い思い入れがあるのだろう。聴く者の心を捉えて離さない表現の幅と奥行きは、ほかの歌手に無い強みと言ってよい。
ガイドコメント
カウンターテナー、藤木大地によるデビュー・アルバム。ウィーン国立歌劇場にて衝撃のデビューを果たして話題を呼んだ才ある歌手が、シューマン、フォーレ、マーラー、バーンスタインなどの名曲、全16曲を歌う。
収録曲
01アヴェ・ヴェルム・コルプス (モーツァルト)
02アヴェ・マリア (カッチーニ、ヴァヴィロフ/ワキマル・ジュンイチ編)
03愛のよろこびは (マルティーニ)
04献呈 (シューマン)
05アヴェ・マリア (シューベルト)
06はすの花 (シューマン)
07それはすばらしい (リスト)
08交響曲第2番「復活」〜原光 (マーラー)
09リュートを弾くオルフェウス (ヴォーン・ウィリアムズ)
10「生命の家」〜静かな真昼 (ヴォーン・ウィリアムズ)
11「ミサ」〜シンプル・ソング (バーンスタイン)
12アヴェ・マリア (J.S.バッハ/グノー)
13クロリスに (アーン)
14「レクイエム」〜ピエ・イエズ (フォーレ)
15天使のパン (フランク)
16アメイジング・グレイス (讃美歌)
演奏
藤木大地(C-T) (1)〜(15)マーティン・カッツ(P) (11)上野星矢(FL) (15)込山直樹(BOY-SOP)