ミニ・レビュー
マリインスキー劇場管よりも力量に勝るロンドン響だけに、ゲルギエフのストレートな解釈をより堪能できる。ライヴならではの熱気もあり、2時間を超える曲の長さを感じさせない。各曲を的確に描き分ける劇場的な手腕と精緻な譜読みが融合した、見事な出来栄えだ。
ガイドコメント
ゲルギエフ二度目の「ロメオ」全曲盤。指揮者もオーケストラもプロコフィエフを知り尽くすなか、劇場音楽に長けたゲルギエフによってこの傑作が活写され、弱音から最強音までダイナミックで繊細な物語を展開している。
収録曲
プロコフィエフ:
01バレエ音楽「ロメオとジュリエット」op.64 (全曲)