ミニ・レビュー
ハイドンのアイディアの面白さは、演出や道具立ての仕掛けによるよく知られたほのぼのユーモアばかりではない。むしろ、全創作期間にわたる、耳の肥えたパトロンや新たな聴衆に向けた斬新かつ突き抜けた意外性の音使いこそ目白押しの真骨頂。この企画ライヴはそこに着眼。へえ! と見直す絶好の水向けだ。
収録曲
ハイドン:〈想像上のオーケストラの旅〉
011.オラトリオ「天地創造」〜第1部第1日「ラルゴ-混沌の描写」
022.十字架上のキリストの最後の7つの言葉〜終曲「地震」
033a.「無人島」Hob.1a-13〜シンフォニア (ラルゴ-ヴィヴァーチェ・アッサイ)
043b.「無人島」Hob.1a-13〜シンフォニア (アレグレット-ヴィヴァーチェ)
054.交響曲第64番イ長調Hob.1-64「時の移ろい」〜第2楽章 (ラルゴ)
065.交響曲第6番ニ長調「朝」Hob.1-6〜第3楽章 (メヌエット)
076.交響曲第46番ロ長調Hob.1-46〜フィナーレ (プレスト)
087.交響曲第60番ハ長調Hob.1-60「うかつ者」〜フィナーレ (プレスティッシモ)
098.オラトリオ「四季」〜第4部 冬「序奏」
109a.交響曲第45番嬰ヘ短調Hob.1-45「告別」〜フィナーレ (プレスト)
119b.交響曲第45番嬰ヘ短調Hob.1-45「告別」〜フィナーレ (アダージョ)
1210.笛時計のための三重曲集Hob.19-1-32より (抜粋)
1311.交響曲第90番ハ長調Hob.1-90〜フィナーレ (アレグロ・アッサイ)