ミニ・レビュー
モダンとピリオド二刀流の名手、佐藤俊介がイタリアのイル・ポモ・ドーロと共演したバッハ。各パート一人という最小編成の協奏曲は、室内楽のような密度感を保ちながら、それぞれが絶妙な動き。佐藤のヴァイオリンは繊細で華やか。スピード感もあり、これは魅力的なアンサンブルだ。
ガイドコメント
2018年6月から古楽アンサンブルのオランダ・バッハ協会の音楽監督に就任した佐藤俊介、待望のバッハ。モダンでもバロック・ヴァイオリンでも素晴らしい演奏を披露してきた、佐藤のバッハへの敬愛が聴き取れる。
収録曲
J.S.バッハ:
01ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
02ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
03協奏曲 (2つのヴァイオリンのための)ニ短調BWV1043
04ヴァイオリン協奏曲 (第5番)ト短調BWV1056R
演奏
佐藤俊介(VN) ゼフィーラ・ヴァローヴァ(指揮,(3)VN) イル・ポモ・ドーロ