ミニ・レビュー
リュート族の撥弦楽器テオルボが、古楽を超えた表現をできると教えてくれるアルバム。エルストロフェ―ルは古楽界の新世代で、エレキ・ギターも弾きこなす人。古楽作品、新作、多様な編曲作品が次々に表われてくる構成となっているが、違和感なくその流れに乗せられてしまう。次回作も楽しみ。
収録曲
01リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻〜「ドイツ風」の名で知られるフランスの歌にもとづくパルティータ (変奏曲) (ピッチニーニ)
02リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻〜「ドイツ風」 (の歌)による第6コルレンテ (ピッチニーニ)
03鐘楼のように (エルストロフェール/スタンドリー)
04第9トッカータ (カプスベルガー)
05ペリヴォリの青色 (エルストロフェール)
06ありがとうトゥマニ (エルストロフェール)
07我流のアルペッジャータ (カスタルディ)
08グノシエンヌ第1番 (サティ)
09ベルガマスカ (カプスベルガー)
10私のテオルボのある部屋で (カプスベルガー/ジャン=リュク・ドバティス)
11氏族 (エルストロフェール)
12バッハとお茶を (J.S.バッハ/エルストロフェール)
13第11トッカータ (カプスベルガー)
14君たちのリュート (エルストロフェール)
演奏
ブリュノ・エルストロフェール(テオルボ) (3)ローズマリー・スタンドリー(VO) ミシェル・ゴダール(セルパン) エメク・エヴチ(CB) (10)ジャン=リュク・ドバティス(朗読)