ミニ・レビュー
18世紀後半から19世紀初めにかけて活躍したボッケリーニは、当時並ぶものがないチェロの名手だった。そんな彼が作曲したチェロ・ソナタ。幅広い音域と多彩なテクニックを駆使した難曲を、ブリュノ・コクセが鮮やかに弾きこなすさまは実に颯爽として痛快。低音域の鳴りがすばらしい。
収録曲
ボッケリーニ:
01チェロ・ソナタ ト長調G.5〜独奏チェロと通奏低音チェロによる演奏
02チェロ・ソナタ ハ短調G.2〜チェロとフォルテピアノによる演奏 (第1稿)
03チェロ・ソナタ ヘ長調G.1〜チェロとチェンバロ、通奏低音チェロによる演奏
04チェロ・ソナタ イ長調G.13〜独奏チェロと通奏低音チェロによる演奏
05チェロ・ソナタ変ロ長調G.12〜チェロとフォルテピアノ、通奏低音チェロによる演奏
演奏
レ・バッス・レユニ(ブリュノ・コクセ(VC) エマニュエル・ジャック(通奏低音チェロ) モード・グラットン(HF) ベルトラン・キュイエ(HC))