ミニ・レビュー
16世紀から18世紀まで、ポリフォニーの原点と言うべき作品から、フランス・バロックの優雅なデュオ、バッハ、テレマンらの器楽的な作品までを、師弟によるリコーダー2本だけのデュエットで演奏している。ルネサンスに特有な“歌い交わし”の楽しさが、少しずつ楽器的な楽しみへ変わっていくさまが興味深い。
収録曲
〈RENAISSANCE〉
01コントラプント1 (フェスタ)
〈「フランス語,ラテン語,ドイツ語のビチニア」(ゲオルク・ラウ)より〉
02主は導きをお与えになる (ブリュメル)
03知恵ある者に災いあれ (ブリュメル)
04アニュス・デイ (ジョスカン)
05誰が私たちを引き離せようか (ジョスカン)
06人は許さるるか (ジョスカン)
07母は子を忘れられようか (ジョスカン)
08主の栄光は (ブリュメル)
09ベネディクトゥス (ブリュメル)
10練習曲 (バトラ)
11私の愛 (ブルヒア)
12アッペンツェル地方望郷の旋律 (作者不詳)
13ビチニウム (ブリュメル)
142つのビチニウム (デ・プレ)
152つのビチニウム (ペフェルナーゲ)
16主よ、ご覧ください (ボールドウィン写本より) (べディンガム)
17様々な形式によるデュオ曲集〜別法によるデュオ7番/コレンテ/デュオ22番/スパニョレッタ/大公のアリア (ジャンベルティ)
182つの高音楽器のための組曲第3番op.8 (オトテール)
19クラヴィーア練習曲集第3部 2つのデュエット〜デュエット第2番/デュエット第4番 (J.S.バッハ)
20組曲第11番op.3 (フィリドール)
212つのフルートのためのソナタ (テレマン)