ミニ・レビュー
バロックのリュートやチェンバロの作品を編曲したものからロマン派、現代そして南米モダンと幅広い音楽を、年代の違う4種の楽器を使い分け、技はさらりとキメつつ、むしろくぐもった音色に淡々と情を溜めて余韻にじっくりと聴き入らせる。変幻する音色が刻々さまざまな相貌を見せる現代曲がぞっこん出色。
収録曲
01リベルタンゴ (ピアソラ/R.ディアンス編)
02南米風変奏曲 (F.ソルのエチュードop.35-17の主題による) (S.アサド)
03組曲ト長調 (R.ド・ヴィゼー/小暮浩史編)
04ソナタK.208 (D.スカルラッティ/小暮浩史編)
05ソナタK.209 (D.スカルラッティ/M.バルエコ編)
06アリアと変奏第1番 (G.レゴンディ)
07二つのリディア調の歌 (N.ダンジェロ)
08オブリビオン (ピアソラ/R.ディアンス編)