ミニ・レビュー
政治、言論の不調により、世の中から多様性が失われ、あらゆる場面で分断が広がるテン年代後半の世相を生々しく反映しながら、普遍的な魅力を持った歌に結びつける。語り部のような歌いっぷりを含め、中村 中のシンガー・ソングライターとしての力量がいかんなく発揮された充実作だ。
ガイドコメント
中村中の8thアルバム。格差社会でもがく人、現実社会でのいじめが原因でゲームの世界に居場所を求める人など、現代の“おかしなこと”をテーマに書き下ろした10曲を収録。気鋭のミュージシャンやトラックメイカーを起用し、新機軸を打ち出している。