ミニ・レビュー
元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズがナレーションを担当した話題の「兵士の物語」。しかも語り手、兵士、悪魔、王女の4人分を声の調子を変えながら一人でこなすという離れ業。2度の大戦で祖父と父を失った想いが現代の状況と重なり合う。7人の器楽奏者の演奏はとてもシャープ。
ガイドコメント
元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズが台本(改作)と、一人三役の語りを担当した「兵士の物語」。ストラヴィンスキーの中でも異色作で、名盤も多いが、ここにまた大注目の録音が現れた。
収録曲
ストラヴィンスキー:
01兵士の物語 (ロジャー・ウォーターズによるニュー・ナレーション版)
演奏
ロジャー・ウォーターズ(NAR) ブリッジハンプトン室内楽音楽祭のミュージシャンたち(スティーヴン・ウィリアムソン(CL) ピーター・コルケイ(FG) デイヴィッド・クラウス(TP) デミアン・オースティン(TB) コリン・ジェイコブセン(VN) ドナルド・パルマ(CB) イアン・デイヴィッド・ローゼンバウム(PERC))