ミニ・レビュー
「父よ我は〜」の祈祷は、その一節に音楽を付すことにより“政治についての不満を暗に表明する為の効果的な媒体となった”(マクーリー)。西ハプスブルグ家の支配下にあった時代のポルトガル、面従腹背の音楽家たちのメッセージが聖堂に“天国的響き”となって木霊するのは、スコットランドの共感?
収録曲
01聖木曜日のためのエレミアの哀歌 (カルドーゾ)
02深き淵より (ロペス・モラーゴ)
03ミサ・ヴェニ・ドミネ (主よ来たりませ)〜キリエ (ロボ)
04われはわが罪におびえ (ロペス・モラーゴ)
05ミサ・ヴェニ・ドミネ (主よ来たりませ)〜グローリア (ロボ)
06死の悲しみがわれをとりまく (フェルナンデス)
07父よ、われは天に対し (ロボ)
08ミサ・ヴェニ・ドミネ (主よ来たりませ)〜クレド (ロボ)
09ああ、主よ (デ・ブリト)
10わがハープは悲しみの音に変わり (ロペス・モラーゴ)
11ミサ・ヴェニ・ドミネ (主よ来たりませ)〜サンクトゥス&ベネディクトゥス (ロボ)
12よりよき生活のうちに (ロペス・モラーゴ)
13ミサ・ヴェニ・ドミネ (主よ来たりませ)〜アニュス・デイ (ロボ)
14わが目は常に主に向けられたり (ロペス・モラーゴ)
15われはわが罪におびえ (マガリャンイス)
16われは天の声を聞きぬ (ロボ)
演奏
マリアン・コンソート(シャーロット・アシュリー,グウェンドリン・マーティン(S) ハナ・クック(A) ローリー・マクリーリー(C-T) ガイ・カッティング(T) エドモンド・サディントン(BS))