ミニ・レビュー
2017年、ウィーンでのライヴ。神経質かつマニアックに細部を磨き上げるよりも、作品の全体像や大きな流れをグイとつかみ、強い推進力とパッションで熱く進行させる。それは近・現代というより、むしろ後期ロマン派の交響曲を思わせる響きと表現だが、その天真爛漫さも佐渡ならでは。
ガイドコメント
ウィーン・ムジークフェラインでの定期演奏会のライヴ録音。2018年に生誕110年を迎えたメシアンの代表作。神秘性と色彩感にあふれたこの作品が、満場の喝采を得た、熱気に満ちたスリリングな演奏で味わえる。
収録曲
メシアン:
01トゥーランガリラ交響曲 (ピアノ、オンド・マルトノと管弦楽のための)
演奏
佐渡裕指揮 トーンキュンストラー管弦楽団 ロジェ・ムラロ(P) ヴァレリー・アールマン=クラヴリー(オンド・マルトノ)