ミニ・レビュー
さまざまに技巧を尽くして器楽的な魅力を聴かせた前アルバムから一転して、タイトル通り“歌う”ことに特化。都響の首席を務める高橋 敦は、持ち前の明るく輝かしい音色で、策を弄せず、素直に歌い上げていく。落ち着いたテンポ感で、安心して聴いていられるのは、ベテランの域に入った彼ならでは。
収録曲
01組曲「カルメン」 (ビゼー/デボラ・カランド編)
02ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈り」による華麗な幻想曲 (アーバン)
03シシリエンヌ (フォーレ/カンス編)
04陽気なパリ (フランセ)
05ウィズ・マリス・トゥワード・ノン (ジョン・ウィリアムズ)
06「ウエスト・サイド・ストーリー」より (バーンスタイン)
07サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー (ガーシュウィン/ジョゼフ・トゥリン編)